タイムトラベラー 工藤事務長と新町ば歩ぐ!
去る2012年6月9日(土)、「新青森市史 」の刊行記念として行われた「藩政時代の青森町を歩く」という講座に参加して来ました
案内人は、青森市役所 市史編さん室の工藤事務長です。(ピンクのTシャツの方)
なかなか個性派ですね
出発地点は青森駅前の東横イン付近です。いざ、出発
ちなみに定員20人に対し、50人の応募があったとのこと
私は運が良かったんだなあ〜
(でも、参加者のほとんどは私よりだいぶ年配の方でした )
★印…アウガ付近 ?…県庁 ?…まるかい 向かいのガソリンスタンド ?…善知鳥神社
これを見ると今の「新町通り」は江戸時代の道路がそのまま残っていることが分かります。
栄作堂 付近は水路だったとのこと
県庁 はかつて御仮屋があったところに建てられています。
御仮屋は、言うなれば弘前藩 の出先機関です。
また、今の青森県共同ビルの辺りには、米蔵と御蔵奉行があったとのこと
う〜ん、ロマンを感じますね。
この米はここから水路経由で、船積みしていたようです。
弘前藩の2代目藩主津軽信枚公 は、津軽の米を江戸へ運びやすくするため、青森町の開発に力を入れました。
そのために、外ヶ浜への着船は青森町一か所に限定したり、農業を生業としない者であれば青森町への移住を許可、また、移住してきた人には10年間は年貢を免除。更に、町人は、城下町の弘前と同様の待遇とするなど、青森町への移住を促進しました
今回、この講座に参加するまでは『青森市は明治以降、県庁所在地になってから発展した新興都市』という漠然としたイメージしかなかったのですが、400年近く前から藩主の肝いりで発展した町ということが分ったのは新たな発見でした
また、こういう機会があれば是非参加したいと思います!
最後の写真は、青森町ウォーク終点の善知鳥神社 です。
この拝殿の手前には米蔵があったとのこと。
いやあ、おもしぇがったなあ!
江戸時代の面影がまったく残っていない青森市で、当時の風景に様々な思いを馳せることができました。
こういう取り組みが地域への愛情を育んでいくと思います。
けっぱれ工藤事務長!