昭和ノスタルジー 〜青森市古川・大谷製麺の雲谷そば〜
スマートフォン、ツイッター、フェイスブックには無縁かと思われるご婦人達…
皆、わが国の高度成長期を支えていただいた方々です
ここ青森市古川は、かつて昭和50年代半ばまでは青森市内で一番賑やかな市場でした
私も子どもの時、母に連れられて来ていましたが、当時はもの凄い人で「ここではぐれたら、もう二度と会えないのではないか」と、びくびくしながら、一生懸命、母の手を握っていた思い出があります。
それから30数年、郊外の大型スーパー、コンビニなどに人が流れた今は、のんびり歩ける街となってしまいました
そんな中で、当時と変わらず元気な立ち食いそば屋、創業80年「?大谷製麺工場 古川営業所 」
この食べながらぶつぶつ切れる感じが、他の津軽そばより小気味よくて、いい感じ
三忠食堂 (弘前市)は津軽そばの正当派がもわがんねんだばって、わーはここでねばまいねんだいな〜
ただ、この古川もいずれ(マンションなどが建って)光景が一変しているかも
古川市場が生活に欠かせない青森市民は既にほとんどいないし、やむを得ないだろう
でも、この街並みの佇まい、超上級津軽弁を巧みに操る年配の方など、青森版「三丁目の夕日」のような雰囲気のような街は捨てがたい(「あのかっちゃ、なにいっちゅんだがなもわがんねがったじゃ!」)
応援したいが、今の商店の品揃えでは衰退は免れないと思う
のっけ丼 など新たな観光資源に集まった人の流れを呼び込むチャンスは新幹線函館開業までのあと少し。
(とは言っても、経営者の多くは「もう私の代で終わりだから…」と思っているかもね)