青森流読書 こぎん刺しの栞と太宰治
江戸時代、農民が冬の寒さを防ぐために、(糸で縫い目をぎっしり指すことで)
保温性や強度を高めるために作られた「津軽こぎん刺し」
元々、防寒用の技法として編み出されたこぎん刺しも、明治の初めには、
装飾品としての一面もクローズアップされます。
農家の娘は競って美しい模様を刺すようになり、
様々なこぎん刺しの着物などが作られました。
その後、一旦廃れますが、昭和初期に柳宗悦氏に再評価され、
今では青森を代表する伝統工芸品に昇華しています。
(ちなみに、「こぎん」とは「野良着」の意味です。)
前置きが長くなりましたが、こちらは津軽こぎん刺しの栞
kindleやタブレット未導入の我が家にあっては、未だ栞は現役です
¥420 Amazon.co.jp
(東京八景 収録)
この時期の太宰の作品は、健康的な内容で読後が爽やかです!
(昭和10〜20年頃)